検索エンジンのパーソナライズ

検索エンジンは皆に開かれたものですから、「パーソナライズ」という手法と結び付くイメージはあまりありません。しかし実のところ、グーグルは長い間、このパーソナライズに関心を向けてきました。誰でも理解できるのは、グーグルアカウントにログインした状態で検索した場合、通常検索とどのように異なるのかという問題です。また、クッキーを削除しなければ、過去の検索履歴、閲覧履歴のデータから、そのユーザーのための検索結果を弾き出してくれるのも、グーグルのアルゴリズムがパーソナライズの志向を有しているからでしょう。つまりログインしてもログインしなくても、検索結果の順位は、ユーザーごとに少しずつアレンジされているのです。

 この傾向はモバイル全盛の現代になって、いよいよ強くなっています。「天気」といった抽象的な言葉を検索しても、先頭に表示されるのは、住所地域のそれです。10年前なら地名も合わせて検索しなければなりませんでした。そう考えると、グーグルの進化のスピードはとても速いものだと感じます。このスピードについていくためには、SEOもユーザビリティを踏まえた施策でなければなりません。本来SEOは、購入に前向きになっているユーザーの獲得を目指すものでしたが、今では「潜在的な購買者」の検索行動、行動心理を分析して施策を練るのが主流になっています。

 最近顕著に見られる優遇措置が、モバイルフレンドリーと呼ばれるものです。つまりモバイル端末に適したウェブサイトは、それだけで検索結果上位にランキングする可能性があるのです。もちろんSEOの基本がコンテンツの充実やリンク付けにある点は変わらないのですが、モバイル環境を無視した施策だけでは生き残れなくなっているのが実情です。

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