アクセス解析

SEOやSEMをする上で重要なのは、もちろんアクセスを増やして知名度を上
げるということもあるだろう。だがそれ以上に重要なのは、ファンになってもら う、商品を買ってもらうなど、最終的な成果に結びつけることであるはずだ。 たとえ目的のキーワードで検索結果の1位に表示され、アクセスを集めるようになったとしても、そこから先のような成果に結びつかないのでは全く意味がない。 逆に、検索結果でそこそこの順位であっても、それが成果に結びついているのであ れば、大きな効果を生んでいることになる。さまざまな対策を施して検索サービス上 の表示結果がよくなったとしても、それが決してSEMの終着点という訳ではない。 ではSEOやリスティング広告がうまく機能して検索結果の上位に表示され、ア クセスが増えたとしても、それが成果へと結びつかないとしたら、一体何が原因とい うことになるのだろうか?考えられる要素をいくつか挙げてみよう。

  1. キーワードと利用者が求める要素が合っていない
  2. 想定外のキーワードでアクセスされている
  3. ウェブ・サイトの内容や情報が乏しい
  4. アクセスから成果に結びつけるための動線が機能していない

    これらを見ると、そもそも利用者が求める要素がウェブ・サイトに取り入れられておらず、ウェブ・サイト運営者の都合や思いこみによってさまざまなミスマッチが生じ、アクセスを成果に結びつけられないというケースが多いといえる。 SEO やSEMを確実な成功へと結びつけるためには、検索エンジンに対する施策 を打つだけでなく、アクセスしてきた人達を最終的な成果へと結びつけるための施策も必要となってくる。そのためには、まず 己を知ることが重要となってくる。 己を知るというのは、つまり自身のウェブ・サイトに対するアクセス状況を知るこ とである。どんなにSEO やSEMでアクセスが増えたとしても、アクセスしたユー ザーがどんな目的でどれくらいアクセスしウェブ・サイト内で何をしていったのかということが分からなければ、次の手の打ちようがないからだ。 そうしたウェブ・サイト内の動向を知るために必要なのが アクセス解析だ。 これは文字通り、自身のウェブ・サイトにアクセスしてきた利用者のアクセス動向 を解析することで、そのためソフトやサービスを、「アクセス解析ツール」と呼ぶ。 ツールによって分析できる内容は異なるものの、多くはアクセス数やアクセス元、 検索に使用したキーワードなどの基本的な情報を確認することができる。中にはウェブ・サイト内でどのような行動をしているかなど、より細かな動向を分析できるもの も存在する。 「SEOをする上にアクセス解析ツールを導入するとなると、お金がかかるのでは?」と思われる方も多いかもしれない。確かに、高性能なアクセス解析ツールを導入するとなると、それなりの初期コストやランニングコストがかかることになるだろう。 だが現在では、無料で提供されていながら、非常に高度で細かい分析ができる解析 ツールも存在する。そのいい例がグーグルのアナリティクスで、高機能かつ PC・携帯電話双方のアクセス解析に対応しながら、無料で利用することが可能と なっている。 解析ツールを導入してユーザーの動向を把握し、ページ内の情報を充実させる、 キーワードとランディングペ ージとのミスマッチを減らす、動線を改善する、などの対策を打った方が、やみくもにSEOするよりもはるかに大きな成果 を得ることができるだろう。 アクセス解析をせずにSEOをするのは、 反省せずに同じ失敗を繰り返すのと 同じであり、全く意味のない行為であるということを頭に叩き込んでおいて欲しい。